会社が倒産しそうになったらやっておくこと5選

お役立ち情報

会社の雰囲気がなんとなく暗い…。
社長がいつもより元気がない…。
そんな“イヤな予感”を感じたことはありませんか?

私の前職がまさにそうでした。当時は倒産なんて夢にも思いませんでしたが、倒産は突然やってきます。

あのとき、「もっと早く動いておけばよかった」と何度も思いました。

同じような状況の方のために、私の経験をもとに
**「会社が倒産しそうなときにやっておくべきこと5選」**をまとめました。


① 給与明細・雇用契約書などを手元に残す

私の会社は民事再生で給与は保証するとのことでしたが、倒産時は本当に支払われるか不安でした。もしものときにやっておけばよかったと思ったのがこれです。
倒産してしまうと、パソコンや社内データにアクセスできなくなり、必要な書類が一切手に入らなくなります。

あとで未払いの給料を請求したり、立替制度を利用したりするためには、
自分の勤務実績を証明する書類が必要です。

最低でも、次のものは印刷かPDFで残しておくと安心です。

  • 給与明細
  • 雇用契約書・労働条件通知書
  • 源泉徴収票
  • タイムカードや勤怠データのスクショ

「まさか」のとき、自分を守るのは自分の記録しかありません。


② 転職サイト・エージェントに登録しておく

当時の私は、「まだ大丈夫だろう」と思って動きませんでした。
でも、いざ会社が倒産してからの転職活動は本当に大変です。

気持ちの余裕がない中での転職活動は想像以上にしんどいです。
登録だけでもしておけば、いざというときスムーズに動けます。

倒産後でしたが、私が実際に利用したのは、

  • リクナビNEXT(求人検索が使いやすい)
  • doda(担当者のフォローが丁寧)
  • リクルートエージェント(40代以降向け)

「今すぐ転職したいわけじゃないけど…」という段階でもOK。
早めに情報を持つことが、不安を減らす一歩でした。


③ 有給休暇を確認しておく

倒産が近づくと、休みどころではなくなります。
私も「最後のほうは出社すればするほど仕事が増える」状態で、有給なんて使えませんでした。

でも今思えば、
有給を早めに使っておくか、退職時にしっかり請求しておけばよかったと後悔しています。

「もう危ないかも」と感じたら、残日数を確認しておきましょう。


④ 家計の見直しをしておく

倒産前の1~2か月は、支払いが滞ることも珍しくありません。

生活費を切り詰めておくことは、精神的な安心にもつながります。

  • サブスクを整理する
  • 保険やスマホ料金を見直す
  • 食費を少し抑える
  • カードローンを申し込む(枠だけでも確保する)

数万円でも貯金があるだけで、いざというときの気持ちが全然違います。
また足りないときのためにカードローンの枠だけ設けておくこともおすすめです。
「もしもの備え」は、本当に心を救ってくれます。


⑤ 同僚と情報を共有する

倒産が近づくと、社内の情報は錯綜します。
経営陣から正式な説明がないまま噂だけが広がる、というのはよくある話です。

そんなとき、信頼できる同僚とだけでいいので、情報交換をしておきましょう。
転職活動の情報を共有したり、退職のタイミングを相談したり。
孤立せずに話せる仲間がいるだけで、ずいぶん気持ちが違いました。


まとめ:早めに動けば、焦らずにすむ

会社の倒産は、誰にとってもつらい出来事です。
でも、「なんとなく危ない」と感じた段階で動けるかどうかが大きな分かれ道になります。

私自身、あのときもっと準備していれば…と思うことが多くありました。
この記事が、同じように不安を感じている方の少しでも助けになれば幸いです。

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