会社が倒産したあと、心も生活もボロボロになってしまうのは自然なこと。
ですが、時間と行動が少しずつ心を立て直してくれます。
今回は、実際に倒産を経験した私が「やってよかったこと・やっておきたかったこと」を5つ紹介します。
① ハローワークや転職サイトに登録する
倒産直後は気持ちが落ち込んでいても、行動することで少しずつ前向きになれます。
まず取り組んだのがハローワークと転職サイトの登録でした。
求人情報を見ることで、「自分にもまだできることがある」と思えたのが大きな収穫です。
今すぐ応募しなくても、“世の中の求人動向”を知るだけでも気持ちがラクになります。
② 公的支援制度を調べる
失業手当や再就職手当など、倒産時には利用できる公的支援が多数あります。
私の場合、引き続き会社に身を置いたので利用できませんでしたが、退職した同僚は意外と手厚い支援を受けていました。
特にうらやましく思ったのが「職業訓練」。倒産を好機ととらえ取得したかったスキルを学べたようです。無料で受講でき、スキルアップと生活費の支援(受講手当)も受けられたようです。
③ 生活コストを見直す
収入が途絶えると、まず直面するのが生活費の問題。
私は倒産直後に家計の見直しを徹底しました。
・電気ガス代を見直し
・保険を見直し
・住宅ローンの借り換え
この3つだけでも月3万円以上の節約に。
住宅ローンの借り換えは新会社へ移った直後であったため、勤続年数が心配でしたが、転籍扱いとなり無事借り換えることができました。焦らず立て直すためには、“出費を減らす”ことも立派な再スタートの一歩です。
④ 健康管理を意識する
倒産後は精神的ストレスから体調を崩しやすくなります。
私は毎朝の散歩を習慣にして、体と心を整えることを心がけました。
最初は気分転換のつもりでも、体を動かすことで前向きな気持ちが戻ってきます。
「焦らず休む」ことも大切な時間です。
⑤ 日記をつけて気持ちを整理する
倒産直後は、怒りや悲しみ、不安などいろいろな感情が入り混じります。
私はその気持ちをノートやスマホに書き出すようにしました。
「今日はこんなことが不安だった」「少し元気が出た」
そんな一言でも書き続けることで、心の整理ができるようになります。
文章にすることで客観的に自分を見つめられ、
次第に前向きな考え方ができるようになりました。
まとめ:倒産は「終わり」ではなく「再出発」の合図
倒産はつらい出来事ですが、見方を変えれば人生をリセットするチャンスです。
行動を少しずつ積み重ねていけば、気づけば前に進めているものです。
焦らず、自分のペースで再スタートしていきましょう。
